名刺〜Bonamiの活版印刷

May 15, 2016

 

 神奈川県真鶴町、活版印刷と手製本による本づくりのアトリエ「Bonami」さんに、名刺をお願いしました。Bonamiさんとの出逢いは2年前。『しずおか日帰りナビ』という情報誌の仕事で取材したときでした。
 Bonamiさんは家族3人(と一匹)からなるクリエイターで、前述のとおり、すべて手づくりで、本を制作しています。ひとつの制作が終わると、展示販売の期間としてオープンデーを設け、来訪した人たちに直に販売します。時間が穏やかに流れる真鶴町は、私が好きな町のひとつ。真鶴町のこともBonamiさんのことも、さらっとご紹介できるような対象ではないので、今回は割愛します。いつかじっくりと書きます。

 

 さて、制作していただいた名刺。写真では伝わりませんが、丁寧に手をかけたものだけが発するオーラを放っています。ありふれた言い方かもしれませんが、コンピューターのみでさっと仕上げたものは、やはりこうはなりません。大切に作ってくれたものだから大切に使いたくなるし、きっと相手もこの一枚の紙を、大切に扱ってくれると思う。もちろん制作にはそれなりのお値段がかかりますが、それでもお願いしたのは、まずは自分で自分を大切にしたいと思ったから。名刺ひとつで大げさと思われるかもしれませんが……。
 紙はハーフエアという種類で、半分「エア」を 吸い込んだような風合いが特徴です。自然でやわらかいコットンカラーに、活版の凹みがいい具合で表れています。余計な肩書きや色、イラストなどで空白を埋めることはせず、ありのまま、自然のまま。ただひとつ、Bonamiさんに申し訳ないことをしてしまいました。ホームページのアドレスを、製版後に変えてしまったのです。ホームページ制作の過程で「やはり独自ドメインが必要」ということに気づいたためでした。そのため名刺に印刷されているのは公開前の旧アドレス。本当に、申し訳ないという気持ちでした。

 

 名刺は自分を表すツール。「お渡しする」という行為が、これからなんとなく楽しみです。

 

 

 

 

 

 

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